作新の“江川2世”小川哲　反省の5回6四死球4失点「夏、見といてください」夢のプロへ成長誓う

第96回選抜高校野球大会第5日・1回戦   作新学院3－6神村学園 （ 2024年3月22日    甲子園 ）

＜神村学園・作新学院＞4失点で降板した小川哲（撮影・大森　　寛明）
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　「江川2世」こと作新学院（栃木）の最速147キロ右腕・小川哲平（3年）は、先発して5回5安打4失点で初戦敗退。今秋のドラフト候補は、自慢の制球が定まらず6四死球を許し「チームに流れを持ってこられるピッチングをしないといけない」と悔やんだ。

　昨春の選抜は右肘のケガの影響で登板はわずか1/3イニング。「今年こそチームを勝たせる投球を」と2度目の聖地のマウンドに立ったが、毎回走者を出す苦しい展開に。3回には警戒していた4番・正林に右越えソロも浴び「変化球が浮いたところを完璧に捉えられました」と唇をかんだ。

　目標は全国制覇を達成しての高卒でのプロ入り。「このままでは普通のピッチャーで終わってしまう。夏、見といてください」と雪辱への思いを強くした。（村井　樹）