巨人・原監督「日頃の努力が実を結んだ」 岸田の代打サヨナラ弾に大喜び

[ 2023年6月30日 21:45 ]

セ・リーグ   巨人2―1阪神 ( 2023年6月30日    東京D )

<巨・神>10回、原監督と抱き合う岸田(撮影・光山 貴大)
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 巨人は阪神と延長戦の末、今季7度目のサヨナラ勝ち。連敗を3で止めて首位阪神とのゲーム差を4・5に縮めた。巨人はこれで延長戦5連勝となっている。

 1―1で迎えた延長10回だった。この回から登板した相手4番手右腕・加治屋から中田翔、丸が打ち取られて2死走者なし。ここで代打に起用された岸田が右中間スタンドへサヨナラアーチを放った。

 岸田の本塁打は2020年10月31日ヤクルト戦(東京D)のプロ初アーチ以来3年ぶり通算2本目。サヨナラ本塁打はもちろん、サヨナラ打も自身初で、一塁ベースを回ったあとにはキョトンとした顔をしていたが、劇弾と分かると破顔一笑。右腕を突き上げながらダイヤモンドを一周すると、チームメートの手荒い祝福を受け、原辰徳監督(64)に歓喜の抱擁で出迎えられた。

 なお、巨人捕手の代打サヨナラ本塁打は1994年9月17日阪神戦(東京D)の大久保博元以来29年ぶり2人目。

 試合後、原監督との主なやりとりは以下の通り。

 ――最後は劇的な一発。

 「なんか、日頃の努力が実を結んだというかね。まあ、こう言ったら悪いけど伏兵がね、ああいう大きな仕事をしてくれた。ゲームそのものは完全に向こうのペースというかね、我々が土俵際で踏ん張りながらね、そういう状況のなか、ああいう岸田という選手、うちの本当に伏兵的な人が活躍したのは大きいと思いますね」

 ――大城卓のタイムリー。

 「本当に、さっきも言ったようにゲームそのものは相手チームのペースでいっていましたので、本当に粘ってという、さっきの話ですね」

 ――戸郷粘った。

 「久しぶりの登板で雨で流れたのもあるし、気持ち、体が非常にフレッシュな感じでね。逆にそれが前半少し空回りしたというか、それでも1点でしかも150球近く投げて8回を投げきったのは大きいですね」

 ――大勢抹消。

 「彼も全力でやっているなかで、少々ここは時間を要するときだなと判断しました。それほど長期ではないというふうに思っております」

 ――明日へ。

 「もう少しね、スターティングメンバーがね。自分たちのペースというかね、どういう状況でも背中を丸めずに戦っていくことが大事でしょうね」

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