巨人・原監督 ベンチ野手17人の中で岸田は「15番目なのか、16番目なのかという選手…大きな刺激に」

[ 2023年6月30日 21:57 ]

セ・リーグ   巨人2―1阪神 ( 2023年6月30日    東京D )

<巨・神>10回、サヨナラ本塁打を放つ岸田(撮影・光山 貴大)
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 巨人は阪神と延長戦の末、今季7度目のサヨナラ勝ち。連敗を3で止めて首位阪神とのゲーム差を4・5に縮めた。巨人はこれで延長戦5連勝となっている。

 1―1で迎えた延長10回だった。この回から登板した相手4番手右腕・加治屋から中田翔、丸が打ち取られて2死走者なし。ここで代打に起用された岸田が右中間スタンドへサヨナラアーチを放った。岸田の本塁打は2020年10月31日ヤクルト戦(東京D)のプロ初アーチ以来3年ぶり通算2本目となった。なお、巨人捕手の代打サヨナラ本塁打は1994年9月17日阪神戦(東京D)の大久保博元以来29年ぶり2人目。

 原辰徳監督(64)は「伏兵」の劇的な一発に「スターティングメンバーの人たちにとってもね、非常に大きな刺激になってくれると信じたいです」と目を細めた。

 試合後、原監督との主なやりとりは以下の通り。

 ――岸田への期待、本塁打?

 「正直、そういうものではなかった。順番からするならば17名ベンチに入っていてね、15番目なのか、16番目なのかという選手なんですけど。そこで大きな仕事をしてくれたというのはね、スターティングメンバーの人たちにとってもね、非常に大きな刺激になってくれると信じたいです」

 ――出番のない中での岸田の取り組み。

 「実を結んだ一本だったと思いますね。まだまだ長いし、この一本を弾みにしてね」

 ――戸郷の7回、8回の続投。

 「迷いはないし、本人も全くなかったです。逆にややブレーキをかける必要があるのかなというところは、私も阿波野コーチもありましたけどね。全くそういう(迷いは)微塵も見せずにいった」

 ――リリーフ陣。

 「頑張ったと思います。あの人たちが頑張った」

 ――中川は。

 「僕は戻ってきたと思います。自信も、あるいは自分の役割、風景もなじんできたな、という感じがします」

 ――試合前に浅野、デラクルーズが1軍練習に参加した。

 「ファームのスタッフの人たちからの推薦もあって。見てくれと。東京ドームというのは我々の本拠地、聖地。目指そうとしているバッター、いろんな意味で刺激になってくれればと思って。だいぶ成長してますね。話をしても一日を大事に使っている」

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