辻発彦氏　侍ジャパンはイタリアの小刻みな継投策攻略へ1次Rのデータ基に対策を

オランダに勝って喜ぶイタリアの選手たち（AP）
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　【辻発彦氏VSイタリアかく戦え】正直、準々決勝の相手としてはキューバが怖いと思っていた。モイネロら日本で活躍している投手が3人いて、打線も調子が上がってきていた。まさかA組がこんな形になると思っていなかった。

　イタリアはびっくりするようなメジャーの選手は、ほとんどいない。1次Rを見ると小刻みに継投していたし、日本戦でもたくさんの投手を使ってくるはずだ。4試合戦った中で日本のデータもあるだろう。ただ、日本の打者は優れた打者が多いから、体感しながら攻略していくはずだ。

　逆に日本は投手がいいので、戦う上では計算が立つ。日本の投手力と相手の打力を比べればそこまで怖くない。投手も打者の反応を見ながら対応できる選手がいるし、捕手陣がうまくリードしてくれるはずだ。

　私が（コーチで）経験した第1回大会と違うのは、データ、情報量だろう。今みたいにデータが集まらなかった。1次Rのデータを基にしっかりミーティングをして対策を練ってもらいたい。（スポニチ本紙評論家）