【WBC】プエルトリコ 大会史上初の完全試合 先発・デレオン「夢のようで、特別ものになった」

[ 2023年3月14日 11:31 ]

プエルトリコの先発・デレオンは6回途中まで走者1人も出さない好投(AP)
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 2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会史上初の記録が生まれた。WBC1次ラウンドD組、プエルトリコ対イスラエル戦が13日(日本時間14日)、マイアミのローンデポパークで行われ、プエルトリコが10-0で8回コールド勝ち。守っては4人の投手がイスラエル打線に1人の走者も許さず、継投、しかもコールドという参考記録ながら完全試合を達成した。

 メジャー通算4勝と無名の先発デレオンが5回2/3を10奪三振と奇麗に抑えると、その後はリオス、ディアス、アンダーウッドがそれぞれ完璧な投球を継続。打線もリンドア、バイエズらの働きで10点を奪った。最後は8回、ヘルナンデスの左前打がサヨナラ打となり、コールド勝ち。サヨナラでの完全試合達成という珍しいシーンが展開された。

 ほとんどがプエルトリコのファンだった2万7813人の観衆を熱狂させたデレオンは「まだ信じられない。夢のようで、特別ものになった」。前日のゲームではベネズエラに敗れて厳しいスタートになったプエルトリコだが、今大会初勝利は記録にも記憶にも残るものになった。

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2023年3月14日のニュース