【藤浪と一問一答】「阪神タイガースの藤浪晋太郎で良かった」仲間の言葉には目を潤ませ…

[ 2023年1月21日 16:19 ]

甲子園球場で会見を行った藤浪(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 阪神からポスティングシステムで大リーグ・アスレチックスへの移籍が決まった藤浪晋太郎投手(28)が21日、甲子園球場のグランドで“お別れ会”。球団事務所などではなく異例の青空会見となった。偶然にも球場内での年間指定席の販売会とも重なり、虎党からも送り出される形となった。以下は一問一答。

 ――率直な気持ち
 「まだ決まっただけなので、どちらかと言えば引き締まる思いというか、しっかりやらなきゃなという気持ちが大きいです」

 ――ワクワクする気持ちは
 「もちろんありますし、不安もありますし、でもワクワクは大きいですかね」

 ――入団会見の英語はどれくらい練習
 「3日、4日ぐらい前から。発音に関しては昔ちょっとやってたんで苦労しなかったですけど、覚えるのにちょっと時間がかかったと言いますか、3日4日ぐらい覚えるのに必死で」

 ――両親、阪神への感謝も口にしていた
 「両親ももちろん含め、たくさんの方の支え、応援があってアメリカに行かせてもらうことになってると思いますし今の自分があると思うので。本当に感謝してる。

 ――阪神での10年間を振り返って
 「いろいろ良い思い出、悪い思い出たくさんありますけど。良いも悪いも含めて、ものすごく良い経験をさせてもらったなと思いますし阪神タイガースの藤浪晋太郎でしか経験できなかったことたくさんあると思いますし、阪神タイガースの藤浪晋太郎で良かったなと本当に思ってます」

 ――思い出のシーンは
 「10年やるとたくさんあるんで。一番というとなかなか順位付けがたいと思います」

 ――高校時代から投げた甲子園
 「自分を育ててくれた球場であり、職場であり、いろんな面あるんですけど。一番思い出深いというか思い出のある球場ですね」

 ――特別な思いは
 「昔の子供の時から見に来てた時からの憧れでしたし、高校の良い思い出、プロ野球入ってからのいろんな思い出、良い思い出、悪い思い出、たくさんつまった一番大好きな球場です」

 ――いずれまた投げたい
 「自分の引き際がどうなるか分かりませんけど、いずれ投げさせていただける機会があるなら投げたいと思います」

 ――メジャーでどんな投球を
 「自分にとっての挑戦だと思うので、挑戦するからには思いきってやりたいですし、いろんな経験、いろんな物を吸収しつつ成長していければ」。

 ――どんな勝負を
 「ファストボール、スプリット、いろんな球種が自分の武器だと思うのでそれを思い切って出しつつ、日本のみなんさんに応援してもらえるようなおもしろい、見応えのある投球ができれば」

 ――大谷との対戦は
 「世界最高の選手ですし、楽しみが一番ですかね。ファンのみなさんも楽しみにしてくださってる方もいますし、良い勝負が見せれれば」

 ――打ち取るイメージは
 「どうですかね(笑い)。なかなか難しいと思いますけど、頑張って工夫して抑えたいなと思います」

 ――他に対戦したい選手は
 「鈴木誠也も同級生ですし、大谷と鈴木誠也はやっぱり勝負したいなと」

 ――(同僚からのサプライズ映像を)見て感想は
 「嬉しいですね。なんていうんでしょう…タイガース後半は良い数字残したわけではないですし、チームにすごい貢献できたわけではないのにいろんな方がすごい応援してくださってるなと実感しますし、チームメートもこうやって送り出してくれることにすごく感動してます。泣きそうです」

 ――心に残るメッセージは
 「みんな本当によくしてくれたチームメートでしたし、映像出てきてくれた人もそうでなかった人もみんなに出会えて良かったなと思いますし、良い出会い、タイガースでの最高のチームメートだと思ってます」

 ――あらためて意気込みを
 「せっかくチャレンジさせてもらえるスタートラインに立てたので思い切って勝負したいですし、スタートラインに立っただけなので、これから覚悟を決めて思い切ってできたらなと思います」

 ――ファンへ向けて
 「10年間本当にお世話になりました。良い所も悪い所もたくさんあったと思います。もっと貢献できて良い形でファンの方に見送ってもらえたら一番良かったんですけど、こういう形でアメリカに挑戦させていただくことになりました。勝負するところを見ていただけたらと思います。みなさんもうまくいく所、いかない所たくさん人生の中であると思うんですけど、藤浪をちょっと重ね合わせつつ良い時も悪いときもあると思うので、そんな気持ちで見ていただけたら」

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月21日のニュース