日本ハム・上川畑　お菓子断ち成功で開幕スタメン目指す

千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った日本ハム・上川畑
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　レギュラー定着へ勝負を懸ける。日本ハムの上川畑大悟内野手（26）が20日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。2月1日からの沖縄での春季キャンプでは、昨年に続いての1軍スタートが決定。2年目を迎える今季は「開幕スタメン」に照準を定め、キャンプ初日の紅白戦から猛アピールする覚悟を見せた。

　言葉に決意がこもった。ルーキーイヤーの昨季は80試合に出場し、安定したプレーを披露した上川畑は、さらなる高みを見据えた。

　「一からレギュラーを奪っていく気持ちでやっていかないといけないと思いますし、開幕スタメンを獲れるようにやっていきたい」

　昨季は持ち味の堅実な守備を見せた一方、打率も・291をマーク。9月17日のロッテ戦ではサヨナラ打を放つなど勝負強い打撃も光った。それでも「去年はたまたまいいところで打っただけ。今年が勝負。この2年間くらいでがっちりレギュラーをつかめるように」と鼻息は荒い。

　甘さを捨て、生活習慣も変えた。体脂肪率を将来的に12％台にするため、NTT東日本時代は「めちゃくちゃ好きだった」というスナック菓子やジュース類を断った。現在の体脂肪率は「自分との勝負なのでノーコメントで」としたが、「ぼちぼちです」と順調ぶりをうかがわせた。昨年11月27日には第1子となる長女も誕生し「一から勉強で、おむつ（替え）とかやって覚えた」と新米パパとしても成長している。

　ファンの間やSNSなどでは活躍ぶりから「神川畑」とも呼ばれたが「全然まだまだですけど、ふさわしくなるように」と意欲を見せる。最初のアピールの場は、キャンプ初日の2月1日の紅白戦。存在感を見せ、神懸かり的な活躍への足がかりにする。（田中　健人）