東海大菅生監督4カ月の謹慎処分 センバツ出場に支障なし 選出なら監督、部長交代で出場へ

[ 2023年1月21日 05:00 ]

東海大菅生の若林監督
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 日本学生野球協会は20日、オンラインで緊急審査室会議を開き、部員への体罰、東京都高野連への報告義務違反があったとして東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(56)を昨年12月5日から4カ月の謹慎処分、野球部部長を報告遅れで12月5日から1カ月の謹慎処分とした。同校は昨秋の東京都大会を制し、今春の選抜大会出場が当確とみられている。

 日本高野連は処分を受けて選抜大会の運営委員会を開き、27日の選考委員会で同校が選ばれた場合、大会出場に支障がないことを確認した。選考規定により新チーム結成後から本大会までに謹慎処分を受けた指導者は、期間にかかわらず責任教師、監督として登録できない。そのため、選出の際には、監督と部長が交代して出場する見通しだ。

 若林監督は昨年8月、練習試合の際に1年生部員の尻を蹴り、当該部員はその後に退学。さらに調査によって他の部員を平手打ちした事案も2件発覚した。同校の会田信一教頭は「処分の結果を厳粛に受け止め、今後このようなことがないようにしていきたい」と話した。同校は27日に記者会見を予定しており、監督の処遇については2月中に校内の懲罰委員会で協議する。

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2023年1月21日のニュース