藤浪が春夏制覇、阪神…思い出の甲子園で会見　打者・大谷との対戦に意欲「世界最高の選手なので楽しみ」

甲子園球場で会見を行った藤浪（撮影・平嶋　理子）
Photo By スポニチ

　阪神からポスティングシステムで大リーグ・アスレチックスへの移籍が決まった藤浪晋太郎投手（28）が21日、甲子園球場のグランドで“お別れ会”。球団事務所などではなく異例の青空会見となった。

　「不安もありますけど、ワクワクが大きいです。まだスタート地点に立ったばかりですけど、せっかく勝負できるチャンスをいただいたので頑張ってきます」

　同じア・リーグ西地区のエンゼルス・大谷との勝負についても改めて「世界最高の選手なので楽しみですが、打ち取るイメージはまだありません。やっぱり同い年の大谷と、鈴木誠也（カブス）とは勝負したい」と気持ちを高ぶらせた。

　大阪桐蔭3年生だった12年に甲子園の春夏連覇を達成して、同年のドラフト1で阪神に入団して10年。「いいことも悪いこともたくさんありましたが、甲子園はやっぱり1番思い出のある球場」。阪神園芸から花束を渡され、スタンドの約200人のファンからは温かい拍手と、「頑張ってこいよー」の歓声をもらっていた。