ソフトバンク・板東 シンプルコーデで直球勝負 「自分の好きな服を着るだけです」

[ 2022年11月29日 05:21 ]

おしゃれな私服を披露する板東(撮影・岡田 丈靖)
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 おしゃれで流行に敏感なプロ野球選手を取り上げる企画「NPB MEN’S CLUB」。第3回はソフトバンクのエース候補である板東湧梧投手(26)だ。甘いマスクで女性ファンからの人気も高いイケメン右腕が、好きなブランドや着こなしへのこだわりなどを語り尽くした。(取材・福井 亮太)

 ――ユニホームとはまた違った印象でモデルか俳優さんかと思いました。まずは本日のファッションのイメージを教えてください。
 「きれいめな感じです。カーキの柔らかい自然色のカーディガンと黒のズボンを合わせてみました」

 ――好きなブランドで統一しているのか?
 「ブランドはジルサンダーとプラダが好きで、今日はシャツとカーディガンがジルサンダーです。ズボンはルメールというデザイナーの独立ブランド(※1)。プラダはちょっとオラついて(※2)しまうので、こっちのクリーンな感じが好みです」

  ――落ち着いた色が好き?
 「基本は白と黒ばかりになってしまいますね。今日は白黒に合うカーキを合わせてみました。難しいファッションができないので。いいなと思うのがシンプルな色です」

 ――今回の着こなしを名付けると?
 「野球から離れた、“完全休日コーデ”ですね」

 ――男前で何を着ても似合うと思うが、どこでファッションの勉強をしているのか?
 インスタグラマーのファッションをチェックしたり、お店で気に入ったものがあれば買うこともあります」

 ――狙いを絞って買い物に行くタイプか?
 「狙って買い物に行く時もあるけど、店員さんに“これいいですよ、似合いますよ”と言われたら買っちゃうので、店員さんのセンスに左右されますね」

 ――両手のアクセサリーも輝いています。
 「アクセサリーは好きで着けますね。右手がエルメスのシェーヌダンクル(※3)というブレスレットで、船のいかりのチェーンをモチーフにしたものです。それと、同じシリーズの指輪です」

 ――お気に入りのポイントは?
 「ブレスレットが1本の輪になっているところです。輪に通すだけでいいので、ずっと使えるなと。指輪は注文してから半年で、ブレスレットは4カ月くらい待ちました」

 ――ソフトバンクはオシャレな選手が多いように思う。ファッションでのライバル意識は?
 「“あの人、かっこいいから俺も”とか、そういったライバル意識は全くないですよ。ただ“野球選手という感じではない”ファッションが好きですね」

 ――繰り返しになって申し訳ないですが、男前なので何を着ても似合いますね。
 「自分の好きな服を着るだけですよ」

※1 エルメスやラコステでも活躍するフランス人デザイナーのクリストフ・ルメール氏が90年に自ら設立したブランド。当初はレディースのみだったが、94年にメンズコレクションも発表した。「日常のためのデザイン」を信条とし、16年からはユニクロとのコラボ「ユニクロユー(Uniqlo U)」を手がける。

※2 強引または強気な態度や性格を表す。擬態語の「オラオラ」が動詞化した言葉で「じわる(じわじわくる)」や「イラる(イライラする)」と同じように若者の間で浸透。ファッションでは高価なもので着飾る場合などに「オラつく」と表現することがある。

※3 1938年に発売されたシルバーチェーンブレスレット。「いかりの鎖」という意味を持ち、ブランドのイニシャルマーク「H」がチェーン状に連なる。1コマの大きさは9~24ミリの間で5サイズを展開。SNSをきっかけに人気に火が付き、予約から購入まで1年程度かかるとされる。

 ◇板東 湧梧(ばんどう・ゆうご)1995年(平7)12月27日生まれ、徳島県出身の26歳。小2から投手兼遊撃手として野球を始め、鳴門では2年春から4季連続甲子園出場。JR東日本を経て、18年ドラフト4位でソフトバンク入団。20年8月6日の楽天戦でプロ初勝利。昨季は自己最多の44試合に登板し、今季は先発で3勝をマーク。趣味はゴルフ。1メートル82、76キロ。右投げ右打ち。

 ≪来季目標は「15勝」≫今季、板東は優勝争いが過熱した8月から先発ローテーションに加わり、プロ初完封を含む3勝をマーク。「先発して自信になったし、やりがいを感じた。あれを1年間続けることができればという希望は見えた」と確かな手応えをつかんだ。

 一方で優勝マジック1で迎えた10月2日のロッテ戦は5回4安打無失点も5回で降板。最後の最後でリーグ優勝を譲ったオリックスへのリベンジを期したCSファイナルSも同13日の第2戦に先発したが3回途中でKOされ「信頼感が足りていない。一試合一試合の積み重ねを大事にしていきたい」と誓う。

 来季目標は大きく「15勝」と掲げる。将来のエース候補は「まずは開幕ローテーション。そこでつまずいているようでは2桁勝利も無理」と力を込めた。

 ≪ほのかCheck「ロールキャベツ男子」≫写真を見た印象は、ずばり「ロールキャベツ男子」です!服装はとてもシンプルで、しかも落ち着いた色。静かな“草食系”に見えますけど、手元のアクセサリーに“肉食系”を感じるんですよね。外側は野菜のキャベツでも、割ってみると中から肉が出てくるロールキャベツみたい。ちなみに、逆のパターンは「アスパラベーコン男子」と言います。左手のアップルウオッチはともかく、右手のエルメスのブレスレットが色気たっぷり。女の子って、こうした見た目と中身のギャップにドキッとするもの。間違いなく、とってもモテる方だと思います。(CanCam専属モデル)

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