阪神・岡田監督、守護神・湯浅で「いこうとは思ってる」 WBCメンバー入りなら「最初からは無理」も 

[ 2022年11月29日 05:15 ]

阪神・湯浅

 基本線は湯浅よ。阪神・岡田監督が注目の来季の守護神について言及。今季45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞に輝いた右腕を、第一候補に考えていることを初めて明かした。

 「(湯浅で)いこうとは思ってるけどな。そら、どのくらいまた(WBC後の状態が)上がってくるかよ」

 昨季までの3年間でわずか3試合だった1軍登板が、今季はチーム最多59試合を投げ、防御率1・09と大ブレーク。今月上旬の侍ジャパン強化試合のメンバーにも選出された。来年3月のWBCにもメンバー入りの可能性があるだけに、岡田監督は「抑えもええけど、WBC(メンバー)とかに、もし、なった場合、(シーズンの)最初からは無理やろ。そんなんもある程度想定しとかんとあかん」と条件を付けたが、その適性を高く評価しているのは確かだ。

 湯浅自身もかねて「もちろん、やりたい気持ちはある」と守護神襲名に意欲を見せており、25日の「NPB AWARDS」では「来年以降、(巨人の)大勢とタイトル争いできたらいい」と、同学年の今季セーブ王に宣戦布告した。このオフから、いつ大役を任されてもいいように心身の準備を整える意気込みだ。

 かつての「JFKトリオ」のような勝利の方程式の確立については「3人じゃなしに、5人くらいはつくっとかなあかん。今はそういう流れやから。はっきりと順番は決められへんわな。おーん」と話した指揮官。その生命線となるのが、伸び盛りの23歳右腕であるのは間違いない。(山添 晴治)

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2022年11月29日のニュース