阪神・山本　900万円増で更改「奥さんに旅行とかいいものを買ってあげたい」

契約更改を終え、笑顔で取材に応じる阪神・山本泰寛＝甲子園球場（代表撮影）
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　阪神・山本泰寛内野手（29）は29日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、900万円アップの年俸2800万円でサインした。（金額は推定）

　「上がりました。評価してもらいました。奥さんには感謝しているので、旅行だったり、いいものを買ってあげたい」

　移籍2年目の山本は今季86試合に出場、打率・249、2本塁打で自己最多となるシーズン15打点を記録した。4月30日の巨人戦では、途中出場で、8回に畠世周から阪神移籍後初めて、巨人時代の2019年7月7日のDeNA戦以来3年ぶりとなる本塁打を放った。5月5日のヤクルト戦では2死満塁の場面で大西広樹から押し出し四球を選び、昨年のサヨナラ安打に引き続き2年連続でサヨナラ打点を挙げるなど、右の内野手としてチームに貢献。二塁スタメンも糸原に次ぐ40試合で出場した。

　だが、二遊間の強化を打ち出す岡田監督は同じ右の渡辺諒をトレードで獲得。二塁は中野のコンバートを進めており、山本は秋季キャンプのメンバーからも外れていた。危機感は強い。「監督が考えていることもあると思うので、どこでも守れる準備をして、100試合出場、規定打席を目指したい」と決意を語った。