アストロズが20年のア・リーグMVPアブレイユ一塁手と3年契約合意

[ 2022年11月29日 07:22 ]

ホセ・アブレイユ(ロイター)

 MLB公式サイトが28日(日本時間29日)、アストロズがホワイトソックスからFAになったホセ・アブレイユ一塁手(35)と3年契約で合意したと伝えた。フィジカル(身体検査)で問題がなければ契約成立となる。

 キューバ出身のアブレイユはホワイトソックスで9シーズンプレー、14年にア・リーグ新人王、20年にMVPに輝くなど、打線の中核で活躍。30本塁打以上が5度、百打点以上が6度と安定していた。加えてチームリーダーで、堅実な一塁守備も評価されていた。アストロズのこのオフの補強ポイントは一塁手で、早くからアブレイユ獲得を目指していた。ヨルダン・アルバレス、アレックス・ブレグマン、カイル・タッカーのクリーンアップトリオの後ろで6番を打つことになる。

 懸念は力の衰え。昨季はキャリアワーストの15本塁打、最後の55試合は1本塁打しか打てなかった。本人も「本塁打が打てなかった。このオフのゴールは、パワーを増すこと」とシーズン終盤に話している。これによりアストロズからFAになっているユリ・グリエル一塁手が、チームを去る可能性が高まった。グリエルは16年からアストロズに在籍、2度の世界一に貢献。21年シーズンは打率・319で首位打者に輝いている。

続きを表示

2022年11月29日のニュース