ロッテ・西野“兆治魂”で先発闘志 背番29継承「来年はローテーションで」

[ 2022年11月19日 05:05 ]

キャッチボールをする西野

 ロッテ・西野がZOZOマリンで自主トレを行い、「兆治魂」で来季先発へ闘志を燃やした。20年6月に右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今季は救援で37試合に登板。3勝、防御率1・73をマークしたが、「(監督就任前の)吉井さんと会った時に“先発したらいいのでは”と言われた。僕も先発したい」と思いを告白した。

 11日に自宅での火災で亡くなった球団OBの村田兆治さんの背番号29を継承する右腕。球場で対面した際に助言を受けたこともあるレジェンドの姿勢も受け継ぐ。

 「寡黙でストイック。いろんな情報で、そういう人と聞いていた。同じように自分も、後輩たちに野球に対してストイックになっているところを見せていけたら」

 自身も2年間のリハビリを経て復帰したが、同じ手術を受けた村田さんは復帰した翌年の85年に17勝。来季15年目の西野も「来年はローテーションで回りたい。2桁は確実に勝ちたいし、強い気持ちで臨みたい」と力を込めた。来年1月には、同僚の種市と米アリゾナ州でトレーニングに励む。(横市 勇)

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2022年11月19日のニュース