DeNA 補強ポイントの遊撃手を獲得 京田加入 森ら若手底上げへ

[ 2022年11月19日 05:00 ]

DeNAへのトレード移籍が決まった京田
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 中日の京田陽太内野手(28)とDeNAの砂田毅樹投手(27)の交換トレードが成立し、18日に両球団が発表した。

 DeNAにとって遊撃手は今オフの大きな補強ポイントだった。今季、チームで遊撃で先発出場したのは最多でも5日に35歳になった17年目の大和で、65試合。シーズン143試合の半分に満たない。これに続くのが高卒3年目の森で42試合、柴田の36試合。4番で二塁手の牧と組む二遊間を固定できなかった。

 19年ドラフト1位で俊足巧打の期待株・森はレギュラー獲得に向けて秋季トレーニングで守備力の徹底強化に励んでいるが、まだ粗削りな面は否めない。そんな状況下でも、今季終了後に31歳の倉本、29歳の山下、20歳の田部という3人の中堅、若手の内野手に戦力外を通告。その上で戦力強化を狙っていた。15日には、ロッテから戦力外通告を受けた内野手の西巻も育成契約で獲得していた。

 守備に定評のある京田の加入によって森の成長を促しつつ、京田、大和、柴田らとの正遊撃手争いを激化させることで、全体の底上げを狙う。同時に、17年のルーキーイヤーから昨季まで5年連続で100安打以上をマークした打撃の復活にも期待が寄せられている。18年に自己最多の70試合、昨季も58試合に登板したタフネス左腕の砂田を放出してでも獲得する価値があると判断した。(大木 穂高)

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