阪神・才木 もう肘に不安なし「中6日で回れる」完全復活へローテ守って規定投球回目指す

[ 2022年11月19日 05:15 ]

契約を更改し宿舎の「はりまやばし」でポーズをとる才木(撮影・岸 良祐)
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 阪神・才木は1200万円増の年俸1900万円で契約を更改し、来季の目標に「25試合先発」を掲げた。20年秋の右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)から復帰して4勝。術後3年目に相当する来季へ年間通して先発陣の一翼を担う完全復活を思い描いた。

 「もちろん来年は中6(日)でも回れると思いますし、肘的にも不安はない。最初から最後まで(先発で)25試合投げること。やっぱり(規定投球回の)143イニングを投げていく中で、(防御率)1点台とか2点台前半は目指していきたい」

 手術明けを考慮されて中10日以上での起用が中心でも、7月3日の中日戦(バンテリンドーム)で1159日ぶり白星を挙げるなど9試合で4勝1敗、防御率1・53。支えてくれた球団や周囲の人への感謝は尽きない。

 「(育成選手の間も)背番号も空けておいてくれましたし、リハビリの段取りもしっかりしてもらった。トレーナーの方や理学療法士の方…。そこがあっての今年の自分がある」

 秋季キャンプでは投球フォームを見直し、カーブの精度向上にも努める。「凄くいい手応えを感じてます。ピッチングの幅がどんどん広がると思う」。新しい武器を携え、さらに進化を期した。(須田 麻祐子)

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2022年11月19日のニュース