阪神・伊藤将「勝てるように頑張る」　横浜高の先輩・涌井との投げ合いに闘志メラメラ

フライの捕球のために懸命に走る伊藤将（撮影・大森　寛明）
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　阪神・伊藤将が、横浜高の先輩で、楽天から中日へトレード移籍が決まった涌井との投げ合いに闘志を燃やした。

　「（涌井は）偉大な投手。パ・リーグだったので、会う機会は交流戦ぐらいしかなかった。セ・リーグで一緒にできるので、いろんな話を聞けたら」

　対戦相手というよりも、まずは大先輩との交流を心待ちにした。1年目の交流戦であいさつした程度で深く会話したことはないと言い、「聞けることがあったら話がしたい」と声をはずませた。

　それでも、遅かれ早かれ尊敬する右腕とのマッチアップは、やってくるはず。高校の先輩では、同じ中日の柳とも今季までの2年間で投げ合いは一度もない。「（柳先輩とも）来年、対戦できたら。（中日は）ピッチャーもすごくいいので投手戦のイメージがある。そこは負けたくないし勝てるように頑張る」

　この日は秋季キャンプで4度目のブルペンに入り、新たに取り組むシュートなど37球を投じた。「（シュートは）左打者に投げられたら」。進化を遂げて来季“横浜対決”のマウンドに上がる。　（遠藤　礼）