オリックス 吉田正のポスティング容認を発表 FA森獲得で打線の軸確保、本人の夢を後押し

[ 2022年11月17日 14:00 ]

オリックス・吉田正
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 オリックスは17日、吉田正尚外野手(29)の今オフのポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認すると発表した。オリックスで同システムを利用したのは、00年オフにマリナーズに移籍したイチローのみで、それ以来の成立を目指すことになる。

 吉田正は一昨年オフから代理人を通じ、球団と同システムを含めた様々な可能性について話し合ってきた。今季の全日程終了後に、吉田正本人が初めて球団に直訴し、球団内で協議を重ねていた。

 オリックスは16日に西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した森の獲得を発表。日本ハムからFA権を行使した近藤の獲得を目指すなど来季の編成作業の途中ではあるが、森獲得で打線の軸を確保し一定の目処が立ったことで吉田正のポスティングによるメジャー挑戦を容認する運びとなった。

 吉田正は今月2日に、初めて公の場でメジャー挑戦の意思を表明。「ポスティングについて、福良GMと会います。今の気持ちを正直に話す。夢として、ずっとあった。体感しないと分からないことが多い。チャレンジしたい。ハイレベルなところで、やりたいと思っていました」と話していた。

 現地では、すでにヤンキースやレッドソックスなど複数球団が興味を示しているなどと報じられており、日本屈指のスラッガーの去就が注目される。

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