日本ハム・新庄監督が清宮の「30発」計算 札幌Dのフェンス直撃打は新球場ならスタンドイン!?

[ 2022年11月16日 06:00 ]

特打の合間に投球練習を行う日本ハム・新庄監督
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 日本ハム・新庄監督が15日、今季自己最多の18本塁打を記録した清宮に来季の本塁打数大幅増を期待した。沖縄・国頭秋季キャンプ最後の一日練習。清宮が特打で柵越えを連発する様子を見守っていた指揮官が、興味深いデータを披露した。

 「1年間で(札幌ドームの)フェンスに当たった本数が12本か13本。それをプラスすると30本以上という計算。計算っすよ」

 札幌ドームは両翼100メートル、中堅122メートルで、外野フェンスの高さは12球団トップの5・75メートルだ。一方、来季から新本拠地となるエスコンフィールド北海道は両翼、中堅の球場規格は現時点で非公表ながら、左右非対称で右中間が狭い左打者有利の形状をしており、フェンスも札幌ドームより低い。あくまでも打球の飛距離を測定するトラッキングシステムを用いた「計算」と強調したが、フェンス直撃やフェンス際までだった清宮の打球の多くが、新球場ではフェンスを越えて本塁打になると見込んだ。

 ただ、清宮は現状維持では満足せず、さらなる飛躍を目指してバットを振り込んでいる。今オフもソフトバンク・柳田とともに自主トレを行うことを明かし、「柳田塾」を選んだ理由について「あれだけの打者とやれる貴重さと、付いていきたいと思わせる存在」と説明した。

 今季は30本塁打をクリアしていれば柳田からプレゼントをもらう約束だったが、目標達成はならなかった。「新球場1年目でワクワクしかない」という来季に向け「ギータ賞が出るみたいなので頑張ります。(球場が狭くなって)都合よくいくか分からないけど、今年以上の打撃ができれば」。新球場の顔として期待が大きい清宮が、新球場元年を覚醒の年とする。(東尾 洋樹)

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