落合博満氏が走塁を語る 「今の野球であんまりない」という状況とは? 「球場が大きくなっている割には」

[ 2022年11月16日 17:00 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が16日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。自身の走塁への意識について語る場面があった。

 落合氏は現役20年間で盗塁のなかったシーズンは巨人時代の1994年と、現役最終年となった日本ハム時代の1998年の2シーズンしかなく、通算65盗塁をマークしている。その点を問われると「(毎年)1個か2個でしょ」と謙遜。「サイン出りゃ走るってだけのこと。サイン出てなくて、あぁこのピッチャー走れるなっていうので、サインを無視して走ったってことはない。好きも嫌いもないじゃない。サインが出れば行かざるをえないってことであってね」とすべてサインが出た上での盗塁だったことを明かした。

 「でも走塁は上手かったはずだよ、うん。大概のヒットで1本でセカンドから帰ってきたからね」と語った。「当時は走塁練習っていうのは、きっちりやらされたからね。ジャイアンツのV9時代の(コーチだった)福田(昌久)さんが、ロッテのコーチでね。基本的(な技術)から教わりましたよ」と話した。

 「今の野球で、1ヒットでセカンドから帰ってくるってのはあんまりないでしょ。球場が大きくなってる割には、サードで止まるってケースが多いよね」と指摘。「よほど足に自信がないと…」と話したスタッフに対し「守り方なのか…。セカンド(走者)のリードオフ(投手が本塁へ投球した直後に取るさらなるリードのこと)の仕方に問題あるんじゃないかなとは思うけどね」と自論を展開していた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月16日のニュース