巨人育成ドラフト1位・松井が仮契約「1軍で投げられるように」

[ 2022年11月16日 14:05 ]

仮契約を結び、担当の内田スカウト(右)から激励される松井
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 巨人から育成ドラフト1位で指名された明星大・松井が、都内ホテルで仮契約を結んだ。花咲徳栄(埼玉)時代は控え投手だった右腕は、大学で急成長し「だんだんと実感がわいてきて、これから早いうちに1軍で投げられるように頑張っていこうという気持ちになりました」と語った。

 榑松伸介スカウト部次長「育成で指名させていただいた選手ですが、球団としましては即戦力として評価していまして、1年目から先発も中継ぎもできるタイプ。1軍での登板を期待しています」と高い評価を口にした。

主な一問一答は以下の通り

――今の気持ちは
 「だんだんと実感がわいてきて、これから早いうちに1軍で投げられるように頑張っていこうかなという気持ちになりました」

――球団からはどんな話を
 「支配下と同じレベルの選手だと言ってもらったので、頑張っていこうかなと」

――いつまでに上がりたい
 「キャンプ中にアピールをして、2月か3月に支配下に上がれるようにと思っています」

――セールスポイント
 「ストレートで押せるところと、あとは変化球でカウント、空振りを取れるところがセールスポイントかなと思います」

――将来の目標
 「日本球界を代表する投手になりたい。そこのレベルまでいけたら」

――大学では物理学を専攻
 「球の回転数とか回転軸とかを学びたいなと思ったので。卒業論文ではそういうのをやっています」

――データを駆使
 「最近、データというのがはやりではないですけど、取り入れている。ラプソードやトラックマン。そういうのを見ながらやれれば、技術の向上にもつながるかなと。そういった面もやっていきたい」

――花咲徳栄では何番手投手だった
 「甲子園では投げたのは3番手だった。自分の実力でいったら4番手、5番手くらいだった」

――エースの野村(現日本ハム)は一足先にプロに
 「早いうちから活躍をしていたので遠い存在だなと、大学1、2年生の頃は思っていました」

――対戦したい
 「それはもちろんあります。野村は内角のさばきがうまい。外角の真っすぐだったりスライダーで勝負できたらいいなと思います。高校時代は自分が話にならないくらいだったのでライバルではなかった。大学でプロのレベルまで上がったと思います」

――大学で学んだこと
 「動画をボールをこま送りにして、リリースからキャッチャーミットまでの線を引いたりして(数値を)求めたり。回転数が高いものは軌道が落ちていないですし、低いものは落ちている」

――科学のアプローチ
 「大学3年くらいからラプソードを利用していた。そこらへんからアプローチはしていた。リリースポイントの高さや回転数も回転軸もそうですけど、悪いからどういう練習をしようかとか、3年生くらいからやっていた」

――桑田ファーム総監督に聞きたいこと
 「桑田さんはカーブが得意だと思うので、カーブを教えていただきたい」

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2022年11月16日のニュース