落合博満氏 スピードガンは「まともに信用してるわけじゃない」 160キロ時代に考えること

[ 2022年8月5日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が5日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。球速160キロを出す投手が当たり前となってきたことに対し、スピードガンに対する考えを語る場面があった。

 日本球界では、完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手(20)が自己最速の164キロを連発し、7月27日のオールスター第2戦(松山)でも、日本人の球宴最速タイ記録となる162キロをマークした。「日本の野球界もスピードアップしてきてね、160キロ投げるピッチャーも出てくれば、平均で140出さないと抑えるのは大変だっていうようなそういう世界になってきている」と語った。ただ、「だからってあのスピードガンをまともに信用してるわけじゃないよ。お客さんが“何キロ出た!”って一喜一憂してるだけであって、実際のピッチャー、こんだけ出てるのかなっていうのは(ある)」と計測によって差がある点を指摘した。

 球速が全てという流れになることにも、疑問を呈した。「よりスピードを求めて野球をやってるっていう。スピードさえあれば何か抑えられるっていうふうな、ピッチャーが錯覚してるっていうところもあるだろうしね。スピードとコントロールが兼ね備われば鬼に金棒。だから、求めるなら両方だと思う」と持論を展開した。

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2022年8月5日のニュース