日本ハムは万波の2カ月ぶり11号で同点 今季初ドローに新庄監督「よう追いつきました」

[ 2022年8月5日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム3-3ソフトバンク ( 2022年8月4日    札幌D )

<日・ソ>5回、同点2ランを放つ万波(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは万波が5回に同点2ランを放ち、今季パ・リーグ最長4時間57分の死闘で今季初の引き分けに持ち込んだ。午後11時過ぎに会見場に現れた新庄監督は「気がついたら11時。こんな長い試合は初めて。よう追いつきましたね」と選手の粘りを称えた。

 万波の本塁打でチームは今季78発。98試合目で早くも昨季のチーム本塁打数に並んだ。万波自身は6月3日の阪神戦以来、約2カ月ぶりの一発だ。前回本塁打を放ってから打撃不振に陥り、打席での迷いも見られたことから新庄監督が「迷いがある人はいらない」と決断して6月30日に2軍落ちしていた。

 7月20日に再昇格し、復調をアピールする豪快な11号。「もう迷いないです」と宣言したが、本塁打以外の5打席は2三振を含む無安打だっただけに、新庄監督は「めっちゃ迷ってるやん」と万波のコメントを伝え聞いて大笑いだ。「魅力がなくなるので振っていってほしい」と豪快なスイングを期待した。

 万波はこの日、乃木坂46の金川紗耶がファーストピッチのために来場したとあり、登場曲を第2打席まで乃木坂46の「I see…」に変更する粋な演出。横浜高の先輩でアイドル好きの浅間から登場曲を変更するように指示があったことを明かし「めちゃめちゃ可愛い。アイドルを好きになる人の気持ちが分かる」と笑わせた。

 30日の楽天戦では適時失策を犯して懲罰交代。一つ一つ悔しさを乗り越えて成長している若き大砲は「迷いがなくなるといい。“なくなる”とコメントしているので」とモヤモヤを吹き飛ばすさらなる活躍を誓った。(東尾 洋樹)

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2022年8月5日のニュース