広島・小園　固め打ち4安打に佐々岡監督はレギュラー明言「一皮も二皮もむけた」

オープン戦   広島6－10ロッテ （ 2022年3月15日    ZOZOマリン ）

＜ロ・広＞7回、小園はこの日4安打目となる中前適時打を放つ（撮影・長久保　豊）
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　広島・小園が4安打1打点でエンジン全開だった。8日の阪神戦から6試合連続安打へ伸ばすと同時に打率・256から・318へ一気に上昇させ、口元は自然に緩んだ。

　「しっかりと投手に入っていけて、自分の打撃ができた。打ちに行きながらやめることもできている。いい形でできていると思う」

　初回1死一塁から右前打でつないで先制点を呼び、3回1死では右中間二塁打、6回先頭は中前打、7回1死二塁でも適時打を中前へ運んだ。「しっかり狙い球を絞り、イメージ通り打つことができた」。持ち味を発揮し、ファーストストライクを積極的に振り抜く鮮やかさだった。

　今春オープン戦は5番が主で、3番出場は2度目。打順に関係なく首脳陣の信頼は厚く、佐々岡監督は「守備も良くなったけど、打撃もキャンプから変わり、一皮も二皮もむけた」と実績組の会沢、菊池涼、西川とともに高卒4年目にしてレギュラーを明言した。昨季最終打席の凡退で届かなかった打率3割へ向けても視界良好。世代の出世頭が今季も輝く。（江尾　卓也）