西武・今井「初球変化球」倍増 日本ハム打線の狙い察知 1巡目44%から2巡目86%

[ 2022年3月16日 05:30 ]

オープン戦   西武4-1日本ハム ( 2022年3月15日    ベルーナD )

<西・日>4回を終えチームメートとタッチする今井(右)(撮影・西海健太郎)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】西武・今井が日本ハムとの2巡目の対戦で「初球変化球」の割合を倍増させた。昨季は全体で50・7%だったが、この日の1巡目の9人は44%で2巡目の7人は実に86%。相手の「初球攻撃」を察知し、配球を変えた。

 日本ハムと今季初対戦。昨年との違いを「ストライクゾーンにいったボールを積極的に打ってくる」と感じた。特に2回は打者5人中3人が1球だけの勝負。2月に新庄監督が「初球にヒット打った選手が次戦のスタメン」と意識改革を行っていた。1巡目の打者9人は5人に対して初球に直球を投じたが「(安易に)ストライクを取りにいかない」という意識で2巡目の7人中、6人が初球に変化球。特に4回無死一、二塁では後続の3人の全てに初球に変化球を投じ、1人も初球にバットを振らせることなく無失点で切り抜けた。

 4回を2安打無失点。公式戦でも29日の同戦(札幌ドーム)での初登板を予定している。「何をしてくるか分からない」と警戒していた打線を手玉に取り、予行演習を終えた。(神田 佑)

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2022年3月16日のニュース