ソフトバンク投手陣の熱男だ!!チャトウッド チームの優勝のために中4日登板も任せろ

[ 2022年3月16日 05:30 ]

ソフトバンク入団会見でポーズするチャトウッド(球団提供)
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 ソフトバンクの新外国人、タイラー・チャトウッド投手(32)が15日、ペイペイドームで入団会見に臨んだ。テンションの高さはまさに投手版の“熱男”。期待の先発候補は「興奮している。ホークスの歴史に名を刻めるよう熱い気持ちを出したい」と語った。

 日本野球の情報は18~20年のカブス時代に同僚だったダルビッシュ(現パドレス)から聞いていた。日本への興味は増し、移籍が実現。変化球の握りを教わるなど仲が良かったダルビッシュから「頑張ってね。良かったね。楽しんで」とのメールが届いたという。福岡での新生活にも「楽しみ。家族も自分も興奮している」と胸を躍らせた。

 カットボールとシンカーを軸にした投球スタイルだ。日本では緩急をつけるためのカーブも重要視していると明かし、「3つを軸にチェンジアップ、ツーシームをうまく交ぜて」と話した。ボールを動かす技巧派だが、直球とシンカーは球速150キロを超える。中4日での登板が可能だとし、「中6日で回るのは高校生以来。中4日で調整の仕方はすぐ見つかる」とタフさも売り込んだ。

 藤本監督は「本人は中4日でやる気満々なんだけど、映像をあまり見ていない。まずはどんな投手かをね。しっかりと調整して、万全になったところでこっち(1軍)に呼びたい」と今後の見通しを語った。指揮官は4月中旬以降の1軍合流を視野に入れている。

 チャトウッドは「闘争心というか、常に勝ちたい気持ちでやっている。個人目標は特にない。チームの勝利、優勝を」と言葉に力を込めた。その熱い語り口には、藤本監督が選手たちに求める「ギラギラ感」がみなぎっていた。(井上 満夫)

 ◇タイラー・チャトウッド 1989年12月16日生まれ、米国出身の32歳。08年にエンゼルスに入団し、11年にメジャーデビュー。12年はトレードでロッキーズに移り、16年に先発で自己最多の12勝をマークした。カブスを経て昨季はブルージェイズ、ジャイアンツでプレー。メジャー通算229試合52勝60敗、5セーブ、15ホールド、防御率4・45。1メートル80、90キロ。右投げ右打ち。

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2022年3月16日のニュース