阪神・及川が「右脇腹の筋挫傷」で開幕1軍絶望的 岩貞も2軍調整中で救援左腕不足のピンチ

[ 2022年3月16日 05:30 ]

開幕1軍入りが絶望的になった及川
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 阪神・及川雅貴投手(20)が右脇腹故障のため戦列離脱し、開幕1軍入りが絶望的になった。15日に球団が「右脇腹の筋挫傷」と診断されたことを発表。ソフトバンク戦後に矢野監督も「(開幕は)無理でしょ。本人が一番悔しいと思うんで、早く帰ってきてくれたらいい」とおもんばかった。

 球団広報によると、9回に登板して1回無失点だった13日の巨人戦(甲子園)の後に患部の張りを訴え、兵庫県内の病院を受診していた。15日から2軍本拠地のある鳴尾浜に合流。別メニュー調整で治療などに努めた。

 昨季は5月19日にプロ初昇格して以降、一度も2軍降格せず、救援で39試合に登板。高卒3年目を迎えた今春は先発ローテーション入りを目指し初の1軍キャンプを過ごし、オープン戦から中継ぎに戻っていた。

 4試合に登板し、5イニングを消化して無失点を継続。昨季実績も生かし、必勝継投を担う候補の1人として期待される位置にもつけていただけに、開幕まで10日を切った段階での離脱はチームにとっても痛恨だ。

 岩貞も左太腿裏を痛めて2軍調整中で、開幕までに復帰できるかどうか微妙な情勢。現状で1軍組に残る救援左腕は実績のある岩崎を除けば、ともに育成枠の渡辺と岩田の2人だけ。今回の及川のアクシデントで手薄な状況に追い込まれた。育成左腕2人の支配下枠昇格や開幕ローテーション入りを見込まれていたドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)の配置転換など、善後策も注目される。

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2022年3月16日のニュース