ロッテ・井口監督「若手はこれからも使っていく」、2安打零敗にも若手に期待

[ 2020年10月6日 21:36 ]

パ・リーグ   ロッテ0―3オリックス ( 2020年10月6日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>9回に登板した佐々木千(撮影・西川祐介)
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 ロッテ・井口監督は敗戦にも、しっかりと目線を上げて言った。

 「(選手が入れ替わっても)試合に関しては難しくない。しっかりと入れた。相手の投手がいい調子と分かっていたので積極的にどんどん振っていったが、そこでヒットがでなかった。若手はこれからも使っていきたいと思う」

 試合前に円陣を組んだ。6日に球団は新たに1軍選手7人と伊志嶺コーチとスタッフ3人の計11人の新型コロナウイルス感染を発表。さらに4日に感染が判明した岩下の濃厚接触者に4選手が特定され、「特例2020」で11人ずつ、計22人の入れ替えを行い、試合を戦った。

 オリックス先発の山本に5回2死までノーヒットに抑えられるなど、散発2安打で零敗。1軍初昇格で「1番・左翼」で出場したドラフト3位の高部瑛斗外野手(22=国士舘大)も4打数無安打3三振に終わった。それでも指揮官は「(高部は)なかなか厳しい判定も多かった。またチャンスあればどんどん使っていきたい」と決して責めない。主力が戻ってくるまで、このメンバーで戦い抜くしかない。

 今季初登板となった4年目の佐々木千隼は9回に登板して3者凡退に抑えた。収穫もある。

 「今いないポジションの人もいるので、そこでレギュラーを獲れるようにしっかりとやってほしい。(遊撃手は)3人上がっているので、その中で誰かつかんでくれれば。佐々木千隼は久しぶりに試合の投球を見られた。スピードも出ていたいし、よければ先発でもどんどん使っていきたいし、いろいろな幅が広がっていく」

 ピンチはチャンスと言えるほど、楽観はできない。だが、この窮状を全員でカバーし、優勝争いの中で戦い抜くことこそ、近未来のロッテにとって、大きな財産となる。
 

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2020年10月6日のニュース