ア・リーグ地区S開幕 データ重視&コスパ軍団のレイズか メンバー固定&“金満軍団”のヤンキースか

[ 2020年10月6日 02:30 ]

ポストシーズン組み合わせ
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 大リーグのア・リーグ地区シリーズが5日(日本時間6日)、開幕する。注目は総年俸が30球団中で28位ながらリーグ最高勝率を誇るレイズと、同1位の名門ヤンキースのポストシーズン初対決だ。

 スター選手が多くDH以外はスタメンを固定するヤ軍に対し、レ軍は相手投手との相性重視で組み替える打線が売り。9月には近代野球とされる1901年以降で初めて左打者9人で先発オーダーを組み、話題を集めた。日本では中軸だった筒香も1番で7試合に出場し「打順に役割はあるが変に意識はせず」と語る。

 今季のレ軍はヤ軍に対し8勝2敗。8月31日には剛腕コールを5回4失点でKO。好相性の崔志万(チェジマン)が初回に先制2ランを放ち、主導権を握った。チーム打率はリーグ11位の・238ながら、効率的な攻めでシーズンを制した。

 第1戦に先発するコールはレ軍にレギュラーシーズンで勝ったことがない。今回はコロナ禍の特別日程で休養日なしの5連戦。第5戦までもつれてもコールが再び先発できるか微妙だ。投手陣も相性重視でリーグ2位のチーム防御率3・56のレ軍に分がありそうだ。

 決戦の舞台となるサンディエゴのペトコ・パークは今季全体3番目の101本塁打が飛び出した球場。ヤ軍はリーグ2位の94本塁打、1位の315得点を誇る打線が爆発すれば、勝機が見えてくる。(サンディエゴ・奥田秀樹通信員)

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