オリックス・山本 8回無失点で自己最多タイ8勝 チームをZOZOマリン今季初勝利に導いた

[ 2020年10月6日 21:00 ]

パ・リーグ   オリックス3―0ロッテ ( 2020年10月6日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>8回無失点で8勝目を飾った山本(撮影・西川祐介)
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 鬼門の敵地でオリックス・山本が快投を披露した。昨年6月28日の西武戦以来となる自身2度目の完封勝利こそ逃したが、8回2安打無失点で、先発再転向した昨季に並ぶ自己最多8勝目を挙げた。

 「いつも野手の方に球数が多いぞ、と言われていたので、きょうは(110球と)少なくて良かったです。最後、抜け球が増えていたので、監督さんから、“きょうは(9回は)やめておこう”と気遣ってもらいました」

 初回から全力だった。先頭の高部をフォークと直球で追い込むと、最後は152キロ直球で3球三振。その後、四球などで2死一塁を背負ったが、動じない。安田を低め変化球で二ゴロに仕留めた。圧巻は3回。佐藤、茶谷をフォークで2者連続空振り三振、最後は高部をカーブで遊ゴロに打ち取り、ロッテ打線を寄せ付けなかった。

 2年連続の最優秀防御率のタイトルを視界に捉える右腕だが、試合前まで千葉では6戦2勝2敗、防御率4・91で、今季も唯一の登板だった6月28日の対戦で5回2/3をワーストタイ5失点だった。チームも昨季から11連敗中と負けられない一戦で、最速154キロの直球に、高速フォーク、カットボールなどを駆使して圧倒。ZOZOマリンでチームを今季初勝利に導いた。

 これで自身4連勝で、4年目で初の2桁勝利へ、あと「2」。8月18日の西武戦から8試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責3以下)をマークする22歳が凄まじい存在感を放っている。

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2020年10月6日のニュース