ロッテ・石川 長かった初勝利への道「迷惑かけてすみませんでした」

[ 2017年6月13日 22:10 ]

交流戦   ロッテ8-1DeNA ( 2017年6月13日    横浜 )

笑顔でヒーローインタビューに答えるロッテ・石川
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 「今までクソみたいなピッチングばかりしてたんで、本当に迷惑かけてすみませんでした。」

 ロッテ・石川のお立ち台でのインタビューは謝罪から始まった。昨季の最優秀防御率投手が、今季チーム61試合目、自身7試合目の登板でようやく掴んだ初勝利。率直な気持ちをそう表現した。

 最下位に沈むチームの低迷と歩調を合わせるかのように前の試合まで0勝6敗、防御率6点台と勝ちから見放された。不甲斐ない投球が続き、二軍調整も強いられた。それでも、前回の中日戦では8回3失点で敗戦投手ながら復活への手応えをつかんでいた。

 この日の試合は「先頭打者だけ切ろうと」心がけていた。足元が降りしきる雨でマウンドがぬかるむ中、7回114球を投げきり、DeNA打線を1失点に抑えた。

 打線もそんな好投に応えるべく、終わってみれば12安打8得点の援護。石川も「野手の方々、(捕手の)田村に感謝したい」と感謝を口にした。

 さらに、リーグ戦再開後も好投を期待してもいいかというインタビュアーの問いには冗談交じりに「どうでしょうか?」と返したが、続けて「いいピッチングができるように頑張ります」と控えめながら巻き返しを誓っていた。

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2017年6月13日のニュース