広島バティスタ“MVP御殿”に意欲!母国両親へプレゼント

[ 2017年6月13日 05:30 ]

交流戦   広島―オリックス ( 2017年6月13日    三次 )

広島・バティスタ
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 広島は、13日からオリックスとの3連戦に臨む。3日の支配下登録から4本塁打を放つなど大活躍中のサビエル・バティスタ内野手(25)が12日、「交流戦MVP」獲得に意欲を見せた。賞金の200万円は母国・ドミニカ共和国の郊外では、一戸建ても購入できるほど。「MVP御殿」が建つ可能性もありそうだ。

 両親を喜ばせたいから、モチベーションには事欠かない。最後の6連戦を迎える交流戦に向け、バティスタがさらなる活躍を予感させた。

 「MVPは狙っていないけど、もし取れたら車以外のプレゼントをあげたいね」

 母国・ドミニカ共和国に住む両親とは、今も毎日連絡を取る。支配下登録の契約金10万ドル(約1120万円)は車の購入資金に充てる予定だが、両親へまだまだプレゼントを贈りたい――。ソフトバンク柳田はすでに7本塁打を放つなど競争は激しいが、簡単に諦めるわけにはいかない。交流戦MVPの賞金は200万円。母国の貨幣価値に換算すれば、夢は大きく広がる。

 札幌にある日本で唯一のドミニカ料理店「パ・ミ・カサ」のシェフで、来日21年のフェリペさん(47)は、本紙の取材に対し豪華プランを提案した。

 「200万円あったら、ドミニカの田舎なら(一軒)家やアパートが買える。ドミニカ人はとても家族を大事にする。長男は家族のために家を買ってあげる人は多いですね」。バティスタが通ったサンタルシア中高は、首都・サントドミンゴから北東へ約100キロの地点に位置。3人兄弟の長男であるバティスタにとって、“MVP御殿”はうってつけのプレゼントとなりそうだ。

 3日、4日のロッテ戦で2日連続代打本塁打という仰天デビューを果たしたドミニカンは、12日現在、打率・286、4本塁打、9打点。9日の楽天戦では決勝打を放つなど勝負強さも光る。

 「成績は悪くないと思う。自分はパワーヒッター。一番大事にしているのはホームランと打点。(打率3割を切ったが)3割バッターではないと思う」

 13日オリックス戦ではエース・金子と対峙(たいじ)する。「対戦したことはないけど、いいピッチャー。気合が入る」。ビッグなマイホームを購入するためにも、負けられない。 (柳澤 元紀)

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2017年6月13日のニュース