オリ今年は“神らせない” 昨年の屈辱晴らして交流戦Vへ

[ 2017年6月13日 05:30 ]

交流戦   オリックス―広島 ( 2017年6月13日    三次 )

キャッチボールでジャンピングキャッチをする金子
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 交流戦勝率1位のオリックス・福良淳一監督(56)が13日からの広島との3連戦(三次など)を前に“神られた”昨季の雪辱を誓った。

 「去年はうちが乗せてしまったから、何とか勝ち越せるように。(先発)3人には頑張ってもらうしかない」

 昨年の流行語大賞にも輝いた「神ってる」。昨季チームは鈴木に2試合連続サヨナラ本塁打を含む3戦3被弾。皮肉にも引き立て役になってしまった。敵軍の若き4番封じへ金子、東明、ディクソンの奮起を期待した。

 加えてリベンジの勝負手となるのが、DH制が採用されない敵地での超攻撃的布陣だ。初戦から左膝負傷後は打撃限定だったロメロを完全復帰させ、マツダに舞台を移す2戦目以降、新助っ人マレーロと併用する大胆プランで挑む。

 「(初戦は三次とあって)守備優先だが(2戦目以降は右翼で)マレーロを使う時は、ロメロを中堅にする。本人にも伝えてある」

 ロメロの中堅起用は来日後初めてで、メジャー通算94試合でも15年マリナーズ時代の1試合だけ。未知数だが、指揮官は「ロメロはボールへの食いつきも良いし、ヘタじゃない」。必然的に左翼はT―岡田、一、三塁には中島、小谷野が濃厚で、第3助っ人モレルについても二塁で先発起用する可能性を示唆。強力打線が先発陣を援護し鬼門突破を図る。

 広島戦後の16日からのDeNA3連戦(横浜)も見据えた策で、福良監督は「横浜も狭いから、少々のこと(拙守)は目をつぶってもと考えている」。昨季の汚名返上を口火に、“神ってる”快進撃で交流戦制覇につなげる。 (湯澤 涼)

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2017年6月13日のニュース