青木、感謝の2000安打「家族いないとやっていけなかった」

[ 2017年6月13日 06:35 ]

ア・リーグ   アストロズ6―12エンゼルス ( 2017年6月11日    ヒューストン )

6回裏、青木宣親が左前に2000本目となる安打を放つと、スタンドの佐知夫人は笑顔で拍手を送る
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 アストロズ・青木は会見で「家族がいないとやっていけなかった。特にアメリカに来てからは」としみじみ話した。米6年間で5球団目。どんな街でも安心して過ごせるよう住環境を整えてくれる元テレビ東京アナウンサーの愛妻に「一番大変なのは佐知だと思う」と感謝の言葉が尽きなかった。ホームゲームでは梅、ふりかけの定番から肉入りなど1日3個のおにぎりがパワーの源だ。

 毎年の引っ越しにたくましくなったのは、5歳になる長女、3歳の長男も同じ。そんな2人から開幕直後にサプライズがあった。長女からタオルで作ったウサギの人形、長男から色紙で作ったメッセージ入りの葉っぱを贈られた。「2人とも環境の変化が大変で頑張っているのに、僕を応援するために作ってくれたのかと思ったら…」。感激した青木はこの2つをお守りとして遠征先にも持参し、ロッカーに飾っている。

 佐知夫人は今月初旬には3時間以上かけて車を運転し、遠征先のアーリントンまで子供と駆けつけた。達成の瞬間は、観客席で誰よりも先に立ち上がり喜びを爆発。「応援してくださった皆さまのご声援があったから成し得たことだと思います」と感謝を述べ「1000安打は日本で、2000安打は米国で達成と、幸せな野球人生だと思います。いつも真摯(しんし)に野球に向き合い、いちずに突き進んできた主人を誇りに思います」と話した。青木は家族と一緒に戦っている。

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2017年6月13日のニュース