元DeNAグリエル 一塁手として奮闘中 指導役はチームのレジェンド

[ 2017年3月15日 15:55 ]

一塁の守備に就くアストロズのグリエル(AP)
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 アストロズのユリエスキ・グリエル内野手(32)は今季から一塁へのコンバートが決まった。本職は三塁だが、これはグリエルを先発出場させるためのチームの措置。そして、そのコーチ役は1月に米国野球殿堂入りを果たしたばかりのジェフ・バグウェル氏(48)が務めている。

 日本のプロ野球、DeNAでもプレーしていたグリエル。アストロズには昨年7月に加入し、36試合の出場で打率2割6分2厘、3本塁打、15打点という成績を残した。今季は開幕から出場してその実力をいかんなく発揮したいところ。それには一塁コンバートが必要だった。

 今キャンプでは慣れないファーストミットを手にノックを受ける日々。しかし、グリエルにはバグウェル氏という心強い味方がいる。同氏はアストロズ一筋15年間で通算449本塁打を記録したチームのレジェンド。1994年には一塁手としてゴールドグラブ賞を獲得するなど守備にも光るものがあった。

 「指導を受けられて光栄だよ。彼のプレーを見て育ったんだ」とグリエル。バグウェル氏からは一塁手としてのポジション取りや足の運び、さらに守備に就く際の心構えまで叩き込まれているという。元強打者の指導が守備だけとはもったいない話。一層のこと、打撃のアドバイスを仰いでみてはどうだろう。「打つ方の指導はまだないね。でも、いくつか質問をぶつけてみようとは思っているよ」。グリエルは笑顔でそう話していた。

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2017年3月15日のニュース