糸井 待望の「虎デビュー」は見送り 新たな故障はなし

[ 2017年3月15日 08:11 ]

オープン戦   阪神5―3オリックス ( 2017年3月14日    京セラD )

<神・オ>糸井はシートノックに参加する
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 阪神・糸井は「3番・DH」が濃厚とみられていたオリックス戦出場を見送った。4回終了時には球場を後にし、待望の虎デビューは持ち越された。1月下旬に発症した右膝関節炎の悪化や新たな故障はなく、早出特打に取り組み、試合直前の全体ウオーミングアップにも参加。初めてベンチ入りも果たした。

 昨季まで本拠地にしていた京セラドーム大阪。午後からの全体練習に先駆けて姿を現し、早出特打を志願した。94スイングで2連発を含む柵越え19本。その後の通常のフリー打撃でも43スイングで8本の柵越えを放ち、右翼5階席へ打ち込む推定140メートル弾で持ち前の強打を見せつけた。

 古巣との対戦とあって練習中には一塁側ベンチを訪ねてオリックス・福良監督や選手らにあいさつ。慣れ親しんだ仲間たちと再会し、「やっぱ、ここは落ち着くわ〜」と明るい表情で漏らし、懐かしむ光景もあった。

 帰り際には状態を問われて「見たら分かるでしょ。頑張ります」と“異変”を否定。実戦解禁については「まだ分からない。まだオープン戦ですし」とだけ言い残した。

 金本監督は「ドタキャンじゃないの」と笑い飛ばし、きょう15日同戦の出場を「じゃないんかな」と示唆した。本屋敷トレーナーも「特打を見てもらったら分かると思いますけど、順調に来ています。何か問題があったわけではない」と強調。15日にもDHもしくは代打で初実戦がありそうだ。

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2017年3月15日のニュース