【デュアルモーグル】堀島行真 銀メダル!キングに決勝で敗れるも…日本モーグル男子初の銀 ミラノ2個目

[ 2026年2月15日 19:58 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第10日    男子デュアルモーグル ( 2026年2月15日    リビーニョ・エアリアル・モーグルパーク )

<ミラノ・コルティナ五輪 フリースタイルスキー男子デュアルモーグル>銀メダルの堀島行真(左)(撮影・小海途 良幹)
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 フリースタイルスキーの新種目、1対1で競うデュアルモーグルの男子予選が15日に行われ、第2シードの堀島行真(28=トヨタ自動車)が銀メダルを獲得した。今大会シングルでの銅に続き2個目のメダル獲得。モーグル日本男子では初の銀メダル獲得となった。3位決定戦に進出した島川拓也(27=日本仮設)は、20―15で敗れ銅メダルにあと一歩届かなかった。

 初代王者にはあと一歩届かなかった。だが、執念の後ろ向きゴールなど、最後の最後まで会場を沸かせ続けた。

 シードで予選は免除となり、初戦となる1回戦はスピード感あふれる激闘だった。ともに限界に挑みバランスを崩す。相手のニック・ページ(米国)が先行も、まさかのコースアウト。堀島もバランスを崩しながらエアを跳び、転倒の危機もあったが耐えに耐え、最後は後ろ向きゴールとなった。ガッツポーズの堀島に会場も大盛り上がり。執念の勝利で準々決勝進出を決めた。準々決勝は完勝。準決勝では戦友・マット・グレアムと激突。冷静かつ攻めた滑りで21―14と完勝で決勝に進出した。

 悲願の金メダルを懸けた最後の決戦。モーグル界のキング、カナダのカエル・キングズベリーに気持ちで向かっていったが及ばず。スピードで攻め続けたが、最後のエアで無念のミス。ゴール後はともに戦い続けてきた戦友同士、健闘を称え合った。

 世界選手権は出場5回で優勝1回を含む表彰台3回、W杯では出場42回で優勝6回を含む表彰台20回。モーグル競技の本質と言えるターンやエアを磨いてきた堀島だが、実はシングルよりもデュアルの方が表彰台率は高い。「正式種目になると言われ続けて、やっとなった。見ている方にとっては、心臓がドキドキするような競技。スピードがかなり重要で、それを踏まえて奇麗に滑る2つの要素が重要」と、スタートに立つことを心待ちにしていた。

 3日前のシングルモーグルでは2大会連続の銅メダル。決勝2回目で2シーズン前から導入してきたコーク1440(軸をずらして横4回転技)を第2エアで取り入れたが、右に流れた着地で腰が落ち、6点台と得点が伸びずに金メダルを逃した。だが「決まれば金メダルだったと思うし、決まらなくても銅だった。もし技がコーク1080だったら、おそらく(メダルは)なかった」と後悔はない。すぐに気持ちを切り替え、デュアルの初代王者へ全力を注いできた。

 24年春に充実した屋内スキー場があるオスロへ移住。北京五輪後には理学療法士の瀬戸口淳氏(47)の指導の下で、背骨をバネのように使える競技に特化した体形への“改造”にも着手した。全てはイタリアの地で金メダルを獲るために。最初のチャンスはわずか0・27点届かなかったが、リベンジの思いも含めてセカンドチャンスに懸けた。初代王者には届かなかったが、世界に「HORISHIMA」の名を改めて知らしめたミラノ・リビーニョ五輪となった。

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