【デュアルモーグル】会社員の進撃…涙の4位 島川拓也「あと一つ…メダルを皆さんにお見せしたかった」

[ 2026年2月15日 21:33 ]

ミラノ・コルティナ冬季五輪第10日  ( 2026年2月15日    リビーニョ・エアリアル・モーグルパーク  )

<ミラノ・コルティナ五輪 フリースタイルスキー男子デュアルモーグル>試合を終え涙を流す島川拓也(撮影・小海途 良幹)
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 フリースタイルスキーの新種目、1対1で競うデュアルモーグルの男子予選が15日に行われ、島川拓也(27=日本仮設)が3位決定戦で敗れ、メダルにあと一歩届かなかった。

 島川が大金星の連続も最後の最後でメダルに届かなかった。初戦となる予選でカナダ選手に20―15で勝利。1回戦ではスピードが武器の島川が、金メダル候補でランキング1位の格上相手に果敢に並走。激しい争いになったが、少し先行したビエルがエア直前にまさかの転倒。冷静にゴールした島川が結果的に下克上で8強に進出した。準々決勝でも遅れてゴールも得点で上回り、本人も驚きの勝利。準決勝ではキングズベリーに完敗も3位決定戦へ気持ちを切り替えていたが、15―20で敗れ、メダルには届かなかった。

 激闘を終え、笑顔ながら涙があふれてきた。「あと一つ…メダルを皆さんにお見せしたかったなっていうのが正直な気持ちなんですけど。自分のできることは全て尽くしたので、本当…少しでも元気だったり、モーグルに興味持ってくれる人が少しでも増えたらいいなと思います」と言葉を絞り出した島川。リビーニョに世界中から集まったファンの心に「日本の会社員」の闘いは、確かに刻まれた。

 島川との主なやりとりは以下の通り。

 ――凄い山(トーナメント)を勝ち上がっていきましたね。
 「そうですね。まあ、ラッキーもあったんですけど、まあちゃんとこのチャンスっていうのをモノに…一つずつ進めたかなと思います」

 ――4位で今、チームメートとずっと抱き合っていた姿というのもありましたが、どういう気持ちが大きかったですか?
 「そうですね、本当この2シーズン…オリンピックの選考会をワールドカップで全部やってきた仲間たちだったので。本当…ライバルでももちろんあるんですけど、まあそういった意味では称え合えたっていうのは、これまでの(苦労を)お互いに知ってるからかなっていうふうには思います」

 ――初めてのオリンピック。この舞台というのは今終わってみてどうでしたか?
 「そうですね…まあ、楽しかったです。本当こうやって今、家族だったり会社の方だったりスポンサーさんが直接現地に見に来てくれているので。本当一つでも多く自分の滑りっていうのを見せたいっていう思いでこのオリンピックは滑ること意識してやってきて、本当ケガなく終えて、いい滑りも中にはできたので、そこはちょっとホッとしてます」

 ――会社員をしながらこれだけ高いレベルで競技を行う…なかなかできないと思います。ここまでどうやって突き進んで来られたんでしょうか?
 「そうですね、本当、会社の方々が本当に支えてくれたっていうのが一番で。僕が練習だったり合宿だったり遠征だったりっていう本当、長期でいない時も、僕がいてもいなくてもちょっとそんな利益与えられてるわけじゃないんであれなんですけど(笑い)。僕がいない分も皆さん本当“行っておいで”って温かく見送ってくれたっていうのは、本当、非常にここまで練習に打ち込むことができたっていうのはありますね」

 ――日本の皆さんも、多くの感動をもらったと思います。
 「そうですね、まあ…あと一つ…メダルを皆さんにお見せしたかったなっていうのが正直な気持ちなんですけど。自分のできることは全て尽くしたので、本当…少しでも元気だったり、モーグルに興味持ってくれる人が少しでも増えたらいいなと思います」

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