【スノーボード】ビッグエア・荻原大翔、首位通過!今大会日本勢メダル1号へ8日決勝

[ 2026年2月7日 05:30 ]

ミラノ・コルティナ五輪 スノーボード男子ビッグエア予選 ( 2026年2月5日    リビーニョ・スノーパーク )

男子ビッグエア予選で首位通過した荻原(AP)
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 開会式を前にスノーボード男子ビッグエア(BA)予選が5日にリビーニョ・スノーパークで行われ、ギネス世界記録の6回転半技を持つ荻原大翔(20=TOKIOインカラミ)が計178・50点の1位で、7日(日本時間8日未明)の決勝に進出した。他の日本勢も木村葵来(21=ムラサキスポーツ)が3位、長谷川帝勝(20=TOKIOインカラミ)が5位、木俣椋真(23=ヤマゼン)が10位で通過。7日の決勝では表彰台独占を狙う。

 初五輪の自身にとっても、今大会の日本勢としても初陣だった予選。緊張と重圧に押しつぶされてもおかしくない状況だったが、荻原には関係なかった。1回目に最も難度の高い回転方向とされるスイッチバックサイド(逆スタンスで背中側に回転)1980(5回転半)を決め、2回目はバックサイド1800に成功。早々と決勝進出を確実にすると、引き揚げる際には報道陣とグータッチする余裕ぶりだった。

 「初めての五輪の予選で、しっかり自分のやりたいことを決められた。ここ2年、3回の試技の時に1、2回目で決められたことがほとんどなかったので、本当に良かった」

 9歳で1080(3回転)に成功した動画がバズり、その時の快感が競技の原動力になっている。「5歳で1回転、8歳で2回転、9歳で3回転、11歳で3回転半、13歳で4回転、15歳で5回転、16歳で6回転ですね」。よどみなくスラスラ言えるのは、誰よりも回転数にこだわってきた証拠。昨年1月の冬季Xゲームで6回転半を決め、「初」や「1番」への思いはさらに高まった。

 心強い後押しもあった。練習拠点の屋外ジャンプ施設「東北クエスト」(宮城県村田町)を運営する日本代表の西田崇コーチに、「スタート台を高くしてほしい」と要望したのは一昨年。元々向かい風が吹くと練習にならなかったが、台が約4メートル上がり、6回転技を練習できる環境が整った。「世界基準の技ができる台」は荻原のため、今春以降にさらに高い台が増設される計画だ。前人未到の7回転技も、世界初成功させると決めている。

 その前の大仕事も、もちろん必ずやり遂げる。今大会日本勢メダル1号、男子BA初の金メダルへ、20歳は「“初”や“1番”が好きなので。全部獲っていきたいと思う」と快活に笑った。

 ◇荻原 大翔(おぎわら・ひろと)2005年(平17)7月19日生まれ、茨城県牛久市出身の20歳。3歳でスノーボードを開始。9歳でバックサイド1080に成功した動画が広まり、世界で話題となる。17年に12歳でプロデビューし、23年のW杯BAで初優勝。昨年1月の冬季XゲームではBS2340に成功して金メダルを獲得し、今年は連覇を達成。W杯通算3勝。スタンスはレギュラー。得意料理はマーボー豆腐。五輪のご褒美はユーチューバーグループ「東海オンエア」の活動拠点である愛知県岡崎市を訪れること。

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