【ジャンプ】8日出陣!高梨沙羅、北京失格の涙を笑顔に変えて…公式練習「不安材料なくなった」

[ 2026年2月7日 05:10 ]

ミラノ・コルティナ五輪

女子個人ノーマルヒルの公式練習を終え、引き揚げる高梨沙羅
Photo By 共同

 ノルディックスキー・ジャンプ女子で、自身4度目の五輪に臨む高梨沙羅(29=クラレ)が6日、プレダッツォ・ジャンプ競技場で個人ノーマルヒル(ヒルサイズHS=107メートル)の公式練習を行った。前回の22年北京五輪では、混合団体で失格という悪夢を味わった。男女通じて最多となるW杯63勝を誇る日本ジャンプ界の旗手が、五輪で新たな歴史をつくる。7日(日本時間8日)の個人ノーマルヒルで初戦を迎える。

 やはり、何度経験しても特別な思いが湧いてくる。4年ぶりに戻ってきた五輪の舞台。本番翌日に控えた飛躍を終えた高梨は、オリンピックシンボルが描かれたジャンプ台を背に、凜(りん)とした表情を浮かべた。

 「スタッフさんが一生懸命、整備してくださって奇麗なジャンプ台ができあがっていて。凄くすがすがしい気持ちで飛べた。この舞台に立てて、応援してくれた方への感謝の気持ちが湧いてきた」

 前回の22年北京五輪は、混合団体でスーツ規定違反による失格という悪夢を経験。一時は板を置くことを考えた。飛ぶ理由を探し、もがいた4年間。だから、今回は感謝の思いを胸に飛ぶと決めている。

 会場入りした前日5日は、3本目で日本勢最長の97・5メートルをマーク。負傷者が出た昨夏のテスト大会から、踏み切り台の角度を下げる改修が行われたが、「ジャンプ台に合うような方向性でいけた」と新たな台に適応できている。この日も3本飛び、スキー板などのマテリアルの最終確認を完了。「不安材料がなくなった」とうなずいた。

 18年平昌五輪に続くメダルを目指す戦い。「毎回五輪は余裕がない感じで入って、楽しむことができていなかった」。ただ、今回は違う。直近のW杯で1桁順位には入れなかったが、心身ともに状態は整った。「切り替えというか、このジャンプ台に合わせられたことは成長した部分かな」。選手村ではピザやチーズを食べてリラックスする余裕も。「楽しみながら過ごせています」とほほ笑んだ。

 男女を通じてW杯歴代最多63勝を誇る実力者が、自身4度目の夢舞台に立つ。北京大会の涙の記憶を塗り替える、そんな結果をミラノ・コルティナで。

 

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