【フィギュア】団体2位発進!りくりゅう今季世界最高でバトンつないだ“前哨戦”圧巻SP1位

[ 2026年2月7日 05:00 ]

ミラノ・コルティナ五輪 フィギュアスケート団体戦

<フィギュアスケート団体>ペアSP、演技を終えガッツポーズの三浦璃来、木原龍一組(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの団体戦が始まり、初の金メダルを狙う日本チームは23点で1日目を2位で終えた。ペアのショートプログラム(SP)では“りくりゅう”こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が今季世界最高の82・84点で2位と5・30点差をつける1位。世界選手権優勝を2度経験した最強ペアが、日本をけん引した。女子SPは坂本花織(25=シスメックス)が78・88点をマークし、1位だった。

 世界一ペア「りくりゅう」が、最高の形でバトンをつないだ。小気味良いアップテンポナンバーを完遂すると、2人そろってガッツポーズ。自己ベストを更新し、今季最高となる82・84点のトップで10点を日本にもたらした。暫定8→6位に浮上し、木原は「チームジャパンの力になりたいと2人で話していた。貢献できて良かった」と笑顔を見せた。

 圧巻の内容だった。2人そろっての3回転トーループを決めて流れに乗ると、スロー3回転ルッツも高い軌道で着氷も完璧。リフト、スピン、ステップは最高難度のレベル4をそろえた。表現力を示す演技構成点も3項目で全て10点満点中9点台。「今まで積んできた練習がうそじゃなかった」と三浦。リンク脇に設けられた全10カ国の応援ブースの選手、関係者がスタンディングオベーションを送るほどの完成度の高い演技だった。

 団体銅メダルから銀に繰り上がった前回はSP4位。あれから一回り強くなって帰ってきた。「4年前と全然違った。2人ともケガもあった。うまくいかないこともあった。それを経験して心身とも2人とも強くなれた」と三浦。14年ソチ大会から4回目の出場となる木原も「普通の試合とそんなに変わらない。周りを見渡すことができていた」と言う。五輪のリンクは、まるで2人の庭のようだった。

 不安も杞憂(きゆう)に終わった。昨年12月の全日本選手権の公式練習中に三浦が左肩を脱臼。フリーを棄権した。肩の関節周りの筋肉を鍛える方法を見直し、木原が普段通りに手を握ることにも支障はない。「今が一番ベストな状態」と言う三浦の言葉を証明するように、次々と技を繰り出した。

 完全復活を印象づけ、出場が見込まれる団体戦フリーや金メダル最有力の個人戦が待つ。世界タイトルを総なめにしてきたりくりゅうの新たな挑戦が幕を開けた。

 ◇三浦 璃来(みうら・りく)2001年(平13)12月17日生まれ、兵庫県宝塚市出身の24歳。5歳からスケートを始め、ペア転向後は市橋翔哉と17~19年の世界ジュニア選手権出場。19年からカナダを拠点に木原とペアを結成。22年北京五輪で団体銀メダルに貢献し、個人で日本勢初の五輪7位入賞。22~23年シーズンで日本勢初の年間グランドスラムを達成。空手経験があり、得意技は回し蹴り。1メートル46。

 ◇木原 龍一(きはら・りゅういち)1992年(平4)8月22日生まれ、愛知県東海市出身の33歳。4歳からスケートを始め、シングルで11年世界ジュニア選手権代表。13年からペアに転向し、高橋成美と14年ソチ五輪、須崎海羽と18年平昌五輪、三浦璃来と22年北京五輪に出場しており、五輪は今大会が4度目。1メートル74。

 ▽フィギュアスケート団体 10カ国が出場し、種目ごとの順位点(1位10点、2位9点…10位1点)の合計で争われる。男子、女子、ペアのSPとアイスダンス・リズムダンスの上位5チームがフリーに進出。日本は初採用の14年ソチ、18年平昌は5位。22年北京は銀メダル。当初は銅だったが、優勝したROC(ロシア・オリンピック委員会)の女子・ワリエワがドーピングで4年間の資格停止処分を受け、順位が繰り上がった。

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