鍵山優真「めっちゃ悔しい」逆転許し2位 “4回転の神”マリニンが仰天世界最高点で会場騒然 佐藤駿3位

[ 2025年12月6日 20:55 ]

フィギュアスケートGPファイナル最終日 ( 2025年12月6日    名古屋市・IGアリーナ )

<GPファイナル最終日>男子フリー、演技をする鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル最終日が名古屋市内で行われ、男子フリーに鍵山優真(22=オリエンタルバイオ・中京大)が登場した。

 4日のショートプログラム(SP)では108・77点で首位発進。22年北京五輪で出した自己ベストを4季ぶりに更新した。その勢いでこの日も華麗なスケーティングを披露し、会場を沸かせた。

 最終6番滑走で登場した鍵山は「トゥーランドット」の曲に乗り、4回転サルコー、トーループを決めるなど素晴らしい演技を披露。その後もまとめて、会場から大きな拍手を浴びた。演技が終わると若干首をかしげたが、笑顔でファンにあいさつ。合計で302.41点で2位となった。

 鍵山は「正直、めっちゃ悔しいが、イリア選手が物凄い演技をしたり、駿もシーズン続けて良い演技をしているので刺激をもらいまくり。自分ももっと良いパフォーマンスをしていきたい」と率直な思いを語り、「改善点はたくさんありますが、ひとまず良くできた部分をしっかり伸ばしていきたい。この悔しさを忘れずに全日本で良いパフォーマンスをしたい」と加えた。

 五輪前哨戦となる頂上決戦。SPでは世界選手権2連覇中でファイナルV3が懸かる強敵マリニンと14・72点差をつけた。マリニンがシニア転向後の22~23年シーズン以降、直接対決で初めて勝つチャンスで「せっかくつかんだチャンスを逃さないように」と意気込んでいた。ただ、ライバルはさらに上を行った。

 王者イリア・マリニン(21=米国)は4番滑走。2シーズン負けなしで“4回転の神”と呼ばれる世界王者はSPで超大技を決められず3位となったが、圧巻の演技を披露した。

 序盤にフリップ、アクセル、ルッツ、ループの単発4回転を成功させ、基礎点の上がる後半には4回転ルッツ―1回転オイラー―3回転フリップ、トーループの4―3回転、4回転サルコー―3回転半のコンビネーション技を全て成功させた。フリーは仰天のスコア238.24点で自身が持つ世界最高点を更新。合計332.29点も自己ベストに僅差の得点をたたき出し、逆転優勝を飾った。

 また、5番滑走の佐藤駿(21=エームサービス・明大)は、自己ベストを出し、SP(98.06点)と合わせて合計292.08点となり「凄く緊張したが力に変えられた」と話した。

 ▽ミラノ・コルティナ五輪代表選考 各3枠の男子と女子は全日本選手権の優勝者が自動的に代表入り。2人目は全日本2、3位やGPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時点で国際スケート連盟(ISU)公認のシーズン最高得点の上位3人から選ぶ。3人目は全日本終了時の世界ランキングや日本スケート連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。2枠のペアは全日本1、2位と全日本終了時の世界ランキング、シーズン最高得点の最上位から総合的な判断で選出。

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