木下稜介 66マークで首位浮上「自然に逆らわない」作戦変更が吉

[ 2024年5月24日 18:19 ]

男子ゴルフツアー ミズノ・オープン第2日 ( 2024年5月24日    岡山県・JFE瀬戸内海GC=7461ヤード、パー72 )

木下稜介
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 5打差16位から出た木下稜介(32=ハートランド)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、通算9アンダーに伸ばして堀川未来夢(31=Wave Energy)と並ぶ首位に浮上した。 

 リンクスコースに風が吹き付けたこの日、木下は「自然に逆らわない」をテーマにプレーした。左風の時には持ち球のドローで風にぶつけるのではなく、左に出て緩やかに右に曲がる弾道のフェードを選択。ともに左風だった2、6番できっちりとフェアウエーを捉えてバーディーを奪うなど、大会自己ベストを3打更新する66をマークしてみせた。

 「ノーボギーで回れたのが1番良かった。僕は右風は得意だけど、左風の時にどうしてもミスしてしまう。昨日とマネジメントを変えて、良いスコアで上がることができた」

 モチベーションは高い。海外志向が強い32歳は、今週に照準を合わせてきた。20日には全米オープン予選に挑むもプレーオフを含む計38ホールを戦った末に、1打及ばず出場権獲得ならず。それでも「まだ全英がある」と、上位3人が全英オープンに出場できる今大会に向けて気持ちを切り替えた。

 発奮材料もあった。初日に仲の良い堀川未来夢と阿久津未来也がともに首位発進を決めた。堀川のYouTubeチャンネル「堀川未来夢チャンネル」にたびたび出演する“準レギュラー”である32歳。「ジェラシーありましたね(笑い)。本当に僕も頑張ろうって思って好プレーにつながりました」とうなずいた。

 21年に初優勝を含む2勝を挙げたが、その後は勝利をつかめていない。「やっぱり3年優勝できていないので。早く勝ちたいって言う気持ちでいっぱいです」と気合十分。3年ぶりの勝利をつかみ、自身2度目の全英出場の扉を開きたい。

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