【バスケW杯】優勝候補のカナダ第4Qに逆転！ベスト8進出　前回王者スペインは2次リーグ敗退

バスケットボール男子W杯2次リーグL組   カナダ88ー85スペイン （ 2023年9月3日    インドネシア・アリーナ ）

相手に当たりながら切り込んでいくシェイ・ギルジャス・アレキサンダー（右/ロイター）

　バスケットボール男子W杯2次リーグL組の最終戦でNBA選手を8人擁する優勝候補のカナダ（世界ランキング15位）が前回王者のスペイン（同1位）を相手に、第4クオーターで試合をひっくり返して逆転勝利。2次リーグ首位通過で準々決勝進出を決めた。敗れたスペインは2次リーグ敗退となった。

　勝てば2次リーグ首位通過で準々決勝進出、負ければ2次リーグ敗退となった大一番。第1クオーターから接戦の展開で21―21の同点で終えた。第2クオーターから徐々にリードを広げられて38―48と10点ビハインドで前半を折り返した。

　第3クオーターは残り5分46秒で52―52の同点に追いついたが、再びリードを許して10点ビハインドでこのクオーターを終えた。

　しかしドラマは第4クオーターに待っていた。徐々に差を縮めたカナダは、残り1分51秒でシェイ・ギルジャス・アレキサンダー（25＝サンダー）のレイアップシュートで2点差にした。そして77―80と3点ビハインドとなった残り1分19秒でディロン・ブルックス（27＝ロケッツ）の3点シュートで同点に追いついた。さらに残り44秒でシェイのステップバック2点シュートで勝ち越しに成功した。その後は相手の反則によって獲得したフリースローを確実に決めて、逆転勝利で8強入りを決めた。

　チームトップは36分出場して戦い抜いたシェイの30得点だった。