感動呼んだバスケ日本代表が会見 ホーバス監督「全員がMVPです」パリ五輪切符獲得から一夜明け

[ 2023年9月3日 16:30 ]

渡辺雄太と喜びを分かち合うホーバス監督(右)(ロイター)

 バスケットボール男子W杯でアジア最上位の19位となり、24年パリ五輪出場権を獲得した日本代表が、最終戦から一夜明けた3日、沖縄市役所で会見を開いた。2大会連続8度目の五輪出場で、開催国枠ではない自力出場は76年モントリオール大会以来48年ぶりの快挙。ホーバス監督は「あ~、やったね。ほんとに。12人に決めるのは大変だった。きつかった。プロセスは大変だったけど、このメンバーと一緒にやれて本当に感謝。最高です。全員がMVPです」と話した。

 世界ランク36位で今大会に臨んだ日本は9日間で5試合を戦い、3勝2敗。8月27日の同24位・フィンランド戦は最大18点差、31日の同17位・ベネズエラ戦は最大15点差を逆転するなど劇的な試合が続いた。大黒柱の渡辺は開幕直前に右足首を捻挫する満身創痍(そうい)の状態で全試合に先発。1試合平均35分出場で14・8得点を挙げ、チームで最も長くコートに立った。

 司令塔の河村は1試合平均23・8分出場で13・6得点、7・6アシスト。シューターの富永も2日のカボベルデ戦で22得点と爆発するなど若手の台頭が目立った。チーム最年長33歳の比江島も苦しい場面で個人技で得点を重ねるなど存在感を発揮。層の薄いインサイドでホーキンソンはMVP級の働きを見せ、富樫は主将としてチームをけん引。馬場も激しい守備や豪快なダンクで流れを引き寄せた。

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