【バスケW杯】美しい光景だ!イラン代表レジェンド引退…対戦国が示した“敬意”がネットで感動呼ぶ

[ 2023年9月3日 16:42 ]

FIBAバスケW杯2023公式ツイッター(@FIBAWC)から。試合後、イラン代表を引退するハダディー(右)に対戦相手のレバノン代表選手たちが声を掛ける

 バスケットボール男子W杯順位決定リーグP組のイラン代表(世界ランク22位)は2日のレバノン戦(同43位)に73―81と敗戦。5連敗と1勝も出来ず31位に終わったが、代表引退を発表した元NBA選手のハメド・ハダディー(38)に対しレバノン代表選手からも暖かい拍手が送られ、ネット上で話題となった。

 ハダディーは、08年北京五輪で大会リバウンド王とブロック王を獲得。得点でも平均16・6点と活躍したことが評価されイラン人初のNBA選手となり、グリズリーズなどでプレーした。イラン代表としては今大会も含め、同国が参加したW杯全4大会に出場。“イラン史上最高のバスケットボール選手”と称されていた。

 レバノン戦ではチームは敗れるも14得点、8リバウンドを記録。自身最後のW杯は4試合に出場し、1試合平均10得点、6・3リバウンド、3・5アシスト、1・6ブロックという記録で終えた。

 イランのみならずアジアバスケットボール界でも“象徴的な存在”だった選手の代表引退に試合後、対戦相手だったヨルダン選手たちからも「ハダディーコール」が沸き起こり、手厚い祝福。最後は目に涙を浮かべ感極まるハダディーを両チームの選手たちが輪になって取り囲む感動的な場面があった。

 このシーンにFIBA大会公式X(旧ツイッター)が「ありがとうハメド。イランの象徴的なハメド・ハダディーが代表チームから引退したが、試合終了のブザーが鳴った後に愛が注がれた」と紹介。ネットからは「なんて幸せな引退だ」「ついにあのハダディーが代表引退か」「今までありがとうハダディー」「彼がいなくなると寂しくなるよ」「美しい光景だ」と反響を呼んだ。

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