飯田健太郎が2回戦敗退 3年連続早期敗退でパリ五輪代表争いは混とん 柔道世界選手権

[ 2023年5月12日 19:33 ]

柔道世界選手権第6日 ( 2023年5月12日    カタール・ドーハ )

飯田健太郎
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 男子100キロ級で3大会連続出場の飯田健太郎(旭化成)が、2回戦でイスラエル選手に一本負けを喫して敗退した。同級の日本勢は17年にウルフ・アロンが世界一に輝いて以降、5大会連続で金メダルなしの厳しい現実に直面した。

 ノーシードの飯田は、1回戦では同じくノーシードで前年覇者のツボロエフ(ウズベキスタン)と対戦する厳しい当たりに。だが身長2メートルと大きな相手を1分48秒、渾身の裏投げが決まり一本勝ち。上々の滑り出しを見せたはずだったが、2回戦は開始わずか41秒、相手の内股に屈した。

 高3だった17年2月のグランドスラム・パリ大会でシニアの国際大会初優勝を果たした飯田は、その後も18年アジア大会を制すなど期待の逸材だったが、その後は伸び悩んだ。世界選手権でも21年が3回戦敗退、昨年は2回戦敗退と振るわず。背水の陣で今大会に臨んだが、3年連続で早期敗退の厳しい結果に終わった。

 同級では五輪後に長期休養し、復帰後も不振を極めていたウルフが、4月の全日本選抜体重別選手権を制し、復活ののろしを上げている。来年のパリ五輪代表争いをリードしていた飯田だが、あっけない敗退で、代表争いは混とんとしてきた。

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