再入幕・朝乃山「2桁以上絶対勝ちます」2年ぶりの幕内へ闘志 対戦相手決定も「自分自身との戦い」

[ 2023年5月12日 14:58 ]

ぶつかり稽古で石崎(左)に胸を出す朝乃山(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏場所(14日初日、東京・両国国技館)で9場所ぶりの幕内復帰を果たした元大関の朝乃山(29)が7日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古を行った。

 本場所で使用する黒の締め込み姿で稽古場に登場。四股、鉄砲、おもりをかついでのすり足などの基礎運動で汗を流した。幕内復帰場所を前に「楽しみもあるけど、一日一番しっかり自分の相撲を取りきって結果を残していきたい」と意気込んだ。

 この日は初日と2日目の対戦相手が決定。初日に千代翔馬(31=九重部屋)、2日目に剣翔(31=追手風部屋)とそれぞれ顔が合う。「相手がどうこうよりも、自分自身との戦い。ここまで来たらあとは思い切ってやるだけ。どこで落とすか分からないのでしっかり初日から気合入れていかないといけない」と初日から全開で臨む。前頭14枚目ながら、その実力からいきなり優勝争いへの期待も高い。「勝っていけば上と当たるので連勝を続けたい」と上位戦、さらには横綱大関との対戦も見据えた。

 幕内復帰場所での目標を問われると「2桁勝ちたい」とこれまで話していた元大関。この日は「2桁以上、絶対勝ちます」と力強く宣言した。2年ぶりの幕内の土俵が2日後に迫り、気持ちも高まってきたようだった。

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