男子・加藤 接戦制してV、女子・飯田 プレーオフ制す

[ 2023年3月30日 05:00 ]

スポニチ創刊75周年記念令和4年度第16回全国小学生ゴルフ春季大会   最終日 ( 2023年3月29日    栃木県 烏山城CC二の丸・三の丸C=5847ヤード、パー72 )

<第16回全国小学生ゴルフ春季大会最終日>男子の部で優勝した加藤金次郎(左)と女子の部で優勝した飯田柚月は優勝カップを手に笑顔でガッツポーズ(撮影・郡司 修)
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 好コンディションにも恵まれ、男女とも最終ホールまで接戦を展開。男子は1打を追ってスタートの加藤金次郎(愛知・長根6年)が後半34と巻き返し72、通算1アンダー143で逆転。女子は初日首位の飯田柚月(千葉・金杉台6年)が通算4オーバー、148で並んだプレーオフで大槻呼幸(ここ=京都・遷喬6年)を1ホール目で下し優勝した。

 男子は混戦の首位争いも最後は3打差をつけ優勝の加藤は「小学生最後の大会。目標にしていたので良かった」とうれしそう。前半38も10、11番と連続バーディーの後半を34で抜け出した。将棋の藤井6冠と同じ愛知県瀬戸市在住、6歳から競技会に出場し小学2年時には世界ジュニアにも出場している。平日の練習は1~1・5時間で、得意の1Wの距離は平均220ヤード。4月からは地元の中学に進むが「上級生になったら全国大会上位に。将来はメジャーのグランドスラム」と夢を膨らませる。

 女子はプレーオフ1ホール目の18番パー4。約20メートルから2パットの飯田に対し、大槻はほぼ同じ距離から3パット。飯田は「初めてのプレーオフ、たくさんの人が応援してくれた。自分の力だけではありません」と感謝を口にした。3打リードで迎えた最終日は「ドライバーがみんな左。2打が狙えなかった」と78、最近では記憶にないバーディーなしと苦しんだ。千葉県船橋市在住。1Wの平均飛距離210ヤード。将来は「みんなに応援されるプロになり、賞金女王になって恩返し」と話す。

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2023年3月30日のニュース