20歳レフティー、細野勇策が暫定3位の好発進　食トレで7キロ増「限界になったところから…」

日本男子ゴルフツアー　東建ホームメイト・カップ第1日 （ 2023年3月30日    三重・東建多度CC名古屋（7062ヤード、パー71） ）

＜東建・第1日＞7番、ティーショットを放つ細野勇策（撮影・井垣　忠夫）
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　細野勇策（20＝ロピア）が1イーグル、6バーディー、2ボギーの65をマークし、ホールアウト時点で3位と好発進を決めた。

　インスタートの17番パー5では、左ラフから2オンに成功。約7メートルのイーグルパットをねじ込んだ。後半も着実にバーディーを積み重ね、暫定トップと1打差でフィニッシュ。「調子は悪くない。うまくいったなと思う」と振り返った。

　心臓に病気を抱え、生後2カ月の時に手術。今オフからは、1年間戦い抜く体作りのため、初めてジムにも通い始めた。あわせて、食事トレーニングも行い、昨年12月から体重は約7キロ増の79キロ。「限界になったところからいっぱい食べるように。母親におにぎりを作ってもらったり」とパワーアップして開幕を迎えた。

　ゴルフ界では少数派のレフティー。普段の生活も全て左利き。「父親が右に直そうとしたとは聞いたんですけど、自分が嫌がった」と幼少期からレフティーを貫いてきた。QTランク8位でほぼフル参戦する今季の目標はシード権獲得。「どの試合でも自分のスタイルを崩さずにやっていけたら、上位にいけるんじゃないかな」と羽川豊以来の日本人レフティー優勝を目指す。